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変形性膝関節症 |
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原因 |
変形性膝関節症は自然な老化現象の一つとも言えるもので、中年以降の更年期女性に多く発症します。理由としては男性と比べ女性のほうが筋肉量が少ないことや、閉経後のホルモンバランスの異常により、膝の関節を形成している骨や軟骨がすり減ったり、欠けたり、形が変わったりすることで、膝の痛みや動きの制限といった障害が生じるからです。
膝の痛みが生じると外出することが億劫になり、運動不足が肥満を引き起こし、膝への負担がさらに大きくなるといった悪いサイクルが起こってしまいます。 |
症状 |
すり減った骨のかけらが周囲の組織を刺激すると炎症が起こって痛みが発生します。また、刺激によって関節内にある関節液という液体が過剰に分泌されると、膝に水がたまる状態になり(関節水腫)、階段を降りる際などに膝の内側に痛みを感じます。
病状が進行してクッションの役割を果たす軟骨が薄くなっていくと、徐々に骨も変形して関節の形が変わってゆきます。また、年齢とともに関節をスムーズに動かす潤滑油の役割をする関節液の量も減少します。こうして関節の動きも悪くなってゆきます。 |
当院での治療 |
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微弱電流 |
筋膜リリース |
超音波&ハイボルテージ |
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腸脛靭帯炎(ランナーズニー) |
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原因 |
腸脛靭帯は、大腿骨(太ももの骨)の外側に位置し、膝を伸ばした時は大腿骨の前方に、曲げた時は後方に移動します。この移動の際に大腿骨外顆という骨の外側のでっぱり部分に靭帯ぶつかったりこすれたりします。膝の曲げ伸ばしをするたびにこすれて摩擦が生じるため、その回数が増えるほど炎症が発生しやすくなります。 |
症状 |
炎症は脛骨部分で発生することが多いですが、まれに足のつけ根の大転子部分にも起こります。また、登山や階段の上り下り、特に下りの動作で負担が大きくなり腸脛靭帯炎が発症しやすくなります。痛みが見られやすいのも上りよりも下りの時です。 |
当院での治療 |
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微弱電流 |
はり治療 |
超音波&ハイボルテージ |
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膝蓋腱炎(ジャンパーズニー) |
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原因 |
ジャンプ時の一連動作は、まず膝を曲げてジャンプの準備をします。このとき大腿前面の筋肉が収縮し、膝のお皿下の腱(膝蓋腱)が引っぱられます。ジャンプの瞬間は膝関節が伸び、膝蓋腱は元の長さに戻ります。そして着地の瞬間に膝が曲がるため再び膝蓋腱は引っぱられます。
このように強い力で引っぱられたり伸ばされることが繰り返されると、膝蓋腱に小さな断裂などの損傷が生じて炎症を起こします。つまり、体重などの大きな負荷を伴う膝の曲げ伸ばしを繰り返すことで生じやすくなります。ランニングで発生するのは、ジャンプと着地を繰り返しているためと考えられています。 |
症状 |
膝蓋腱炎になると多くの場合、膝のお皿下の腱(膝蓋腱)あたりに痛みと腫れが見られます。
初期は膝蓋骨の下に違和感を感じる程度ですが、徐々に走ったりジャンプした時に痛みを感じるようになります。この頃は運動中や運動後しか痛みは見られません。
炎症が悪化して慢性化してくると、膝が腫れてきてちょっと歩いたりさわっただけでも痛みを感じ、何もしない安静時でもズキズキとした痛みが生じるようになります。
膝蓋腱は膝蓋骨の下端に付着しているため、腱への負担が骨にも伝わり、膝蓋骨の下端がはがれる「剥離骨折」が同時に起こることもあります。 |
当院での治療 |
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レーザー治療 |
はり治療 |
超音波&ハイボルテージ |
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鵞足炎 |
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原因 |
すね(脛骨)の内側に付く縫工筋、薄筋、半腱様筋の形状がガチョウの足の形にみえることが、この疾患名の由来となっています。屈伸動作が多い膝関節は骨に付く靭帯や腱の摩擦により炎症を起こしやすい部位となります。
上述した腸脛靭帯炎や膝蓋腱炎と同様にランニング、バスケットボール、スイミングでも平泳ぎのように、膝に過度なストレスがかかる運動が原因となることが多いです。 |
症状 |
すね(脛骨)の内側に付く3つの筋と骨の摩擦による炎症ですので、痛みも膝の内側やすね周辺に出ます。運動後の痛みのほか、膝の屈伸時痛、階段の昇降時痛、患部の圧痛などがみられます。
予防としましては、運動前のストレッチはもちろんのこと、運動後のアイシングやストレッチも習慣にしてください。まちがっても、急性の痛みに対してマッサージや、おふろでの温めなどはしないでください。 |
当院での治療 |
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レーザー治療 |
微弱電流 |
超音波&ハイボルテージ |
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