後脛骨筋はすねの骨の後面から始まり、内くるぶしの後面、下部を通り、足の舟状骨、楔状骨に付く筋肉です。この筋肉は足裏の内側のアーチを引っ張り上げる働きをしますが、足の内側をつぶすような癖の歩き方(過回内歩行)を続けているとこの筋肉は絶えず地面の方行に引っ張られて腱が付着している内くるぶしの斜め下の箇所に炎症や痛みを引き起こします。足裏に負荷のかかるジャンプ動作の多い陸上競技やバスケットボール、急激な体重増加や長時間の立ち仕事の方に起こります。 |
後脛骨筋腱が付着する内くるぶしの斜め下の箇所の圧痛、腫脹、歩行時痛、階段の昇降時痛などがあげられますが、症状が進行すると激しい痛みで足を着くことも出来なくなります。
急激な体重増加が思い当たる方はダイエットで、オーバーユースが原因と思われる方は運動を控えめにすることで緩和しますが、歩行に癖がある方は、当院では細胞内に作用する微弱電流治療、筋深層に働きかけるハイボルテージ治療で痛みを取りながら、インソールの作製をお勧めしております。
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