寝違えは不自然な姿勢で寝返りを打つことなく長時間眠り続けることで筋肉、関節に負担がかかり朝目覚めたときに首、肩、背中などに痛みを感じるのです。
また、枕のサイズが合っていないと首への負担は大きくなります。枕選びで大事なことは枕の奥行と高さです。奥行きが大きければ、あおむけで寝た際に肩甲骨を乗せることができますので、首の付け根の角度が小さく済みます。高さは横向きで寝ることが多い方は、少し高さのあるものを選ぶと下になっている方への圧迫が軽減されてよいでしょう。 |
寝違えの症状が軽度の場合は、首が回りにくかったり少し痛む程度で済みます。自宅での処置は、保冷剤を使ったアイシングを受傷日から3日間は1日4~5回くらい、10分程度を目安におこなうとよいでしょう。重度の寝違えとなると、頭痛や吐き気を伴うこともあり、動くことができないほど酷いこともあります。こうなると仕事や日常生活にも大きな影響を与えてしまいます。実際にプロスポーツ選手が寝違えで試合や練習を欠場することもあるように、寝違えといっても症状によっては軽くは考えられないものです。
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